たなかの子守唄
   〜第3回  05.6.12

 ここ三週間くらいものすごく忙しかった。そのなかで失ったものもあるが、得たものの方が確かに多い。とても充実していた。ある意味で、背中にナイフを (匕首を、日本刀を、なんでもいい…)常に突きつけられている感覚。最高。しかも突きつけられたところからちょっと血が滲んでるとか、なお良し。
 
 然るに、こういう人って多いんじゃないかと思う。人間には二種類の性質があって、暇や退屈を愛する人と、暇や退屈が怖い人がある。自分はもちろん後者 で、「何だかわからないけど、とにかく何かやらねばという思いに取り憑かれてる」人、大好きだし、そんな暮らしの中で生きて行けたらと切に願う。
 
 それにしても、やりたいことを見つけて果敢に取り組むってなかなか難しい。しかもひとつじゃなく何個もになると。でもそれで「暇だ」「やることない」と かいう人って嫌い。そんなこと言ってる暇があんならなんかやれよ、と。それは自分か…。

今、一番ほしいもの。「眠らない体」と「すべて欲しがる欲望」(奥田○生の歌より)